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ハニーセレクトやプレイホームなどを使って女の子を描いてます。作品で使ったシーンやMODも配布しています。 Adults only, or 18 and older.

【Studio講座 第7回】 MMD動画におけるVNGameEngine活用方法

Song: 'Lamb.'- GARNiDELiA / Motion: yurie / Camera:
今回のハニセレ+MMD動画はVNGameEngineのClip Manager機能を使ってステージや衣装の変化をコントロールしてみました。 これまでは動画内で何か変化を表現したい場合、そのカットを別撮りして後で動画編集する手間が必要でしたが、VNGameEngineのおかげでほぼ別撮り無しで動画を作れるようになりました。
というわけで今回は動画メイキングを兼ねた解説記事です。 記事末尾にシーンデータへのリンクも掲載しております。


ステージ構成

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今回使用したマップはMakotoYuki氏のMMD dance 2マップに収録されている[MakotoYuki90] Harlem stage。これを二つ組み合わせて長方形の広場にし、Laird Destro氏Low Poly People & Crowdのモブを多数配置しました。文字通りローポリなので沢山配置しても負荷は最小限で有難い。
空はYashiro Amamiya氏のドームアイテムセット1に収録されているアイテムですが配布場所がわからなかったので、無ければ適当なもので代替えしてください。 あと街灯は[meta] Spotbeamで光跡表現しています。


コスチュームコーディネート

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ステージが出来たので次は衣装。このコーディネートの組み合わせを考えるのに1日も費やしてしまいましたが、紐とかベルトを主体にした露出度高めのダンサー衣装が出来てなかなかのお気に入り。11種類ものmodコスチュームを組み合わせたのは過去最多かも。

しかし、動画を撮ってから気づいたのですが、コスチューム枠で使用しているmodの中に、現在では入手困難なもの(fan_舞娘)があったり、パトロン報酬のコスチューム(Zeaska Z57 Full)を使っているので、シーンデータ内のこの衣装を再現するのはおそらく難しいかもしれません。シーン配布を念頭においてなかったのも要因ですが。 (参考:コーディネートカードのスクリーンショット

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ステージ変化だけでなく、衣装の変化もVNGameEngineでコントロールしたくなったので、上からコートを着用し、コートとボトム(スカート)が途中で脱げるような演出を試みることにしました。

服が重力で下に落ちる演出をどうすればよいのか試行錯誤しましたが、一番簡単なのはキャラクターごと縮んでくれたらよいので、コートを着せたキャラとボトムを着たキャラを用意してキャラクターのボディのみ非表示(AllegrettoかInvisible Ringで可)にすることで、途中からそれぞれ別の動きを演出することが出来ました。つまり動画では凛音が3体重なって同じ動きをしております。

本当は衣装を華麗に脱ぎ去るような演出にしたかったのですが今回は実現できず。 パンツなら脱げたんですけどね。 


エフェクトをカスタマイズ

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ステージが徐々に華やかになっていく演出にしたかったので、パーティクル系でかつ動きのあるエフェクトを探してみたものの、しっくりくるのが無かったので、適当なエフェクトのテクスチャをRendererEditorで変更してみたらこれが良い感じになったので採用。 

この過程で先日配布した[meta] Transparent Texture Collection vol.2が生まれたというわけです。 シーンには適さないと思ったエフェクトでも動きが良ければテクスチャ次第で良いエフェクト効果に生まれ変われる可能性は十分にありますね。
ちなみにパーティクルを光らせるにはHSUSのHDRカラーピッカー機能を使い、明度を100以上に設定。さらにIBLのBloomでグロウ発光させるのがベターかと思います。

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地面にも何かエフェクトが欲しかったので、Korama氏Simple Animated Effectsの中からShockwaveをチョイス。 これもテクスチャを変えてこのようにカラフルなものにしています。
これを地面の下に隠して、上げたり下げたりすることでエフェクト効果をコントロールしています。


VNGameEngineのClip Manager機能について

さて、VNGameEngineについて少し解説します。
といっても、僕はVNGameEngineのほんの一部の機能しか使っておらず、下記でひげおさんが解説されているClip Managerのみ使用しているだけで、その他の機能はまだ触っていません。

[関連リンク]
【イリュージョン】「Tutorial001(VNGameEngine)」-「ひげお」のイラスト [pixiv]
【イリュージョン】「Tutorial002(VNGameEngine)」-「ひげお」のイラスト [pixiv]

なのでこれ以外に特に解説することは無いのですが、せっかくなんでClip ManagerのUIについてざっくり書いてみようと思います。

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タイムラインバー(Clip)
キーフレームに記録する内容を選択
キーフレームを作成(Create )、更新(Update)するボタン
記録したキーフレームをフレーム単位で移動
キーフレームの内容をコピー、ペーストするボタン
「+ More +」ボタンを押すとキャラやアイテム単位(Actor/Prop)でのクリップ情報をインポート/エクスポートできるボタンが表示。また選択中のActor/Propのタイムラインを全削除する機能もここにあります。
クリップの長さ、FPS、再生速度、ループあり・なしの設定
キーフレームを作成したActor/Propの全リストが表示されています
クリップ単位でのインポート/エクスポートボタン

VNGameEngineは多機能で難しそうな印象を受けますが、このClip Managerに関しては非常にシンプルなアニメーション作成ツールになっていて、実際に触ってみるとすぐに理解することができました。
タイムラインは視覚化されていませんが、作成したキーフレームは左にフレーム数を示すボタンとなって表示してくれるので、最小限ながらも理にかなったUIになっております。

難点を挙げるとすればとにかくUIが小さいということ。VNの他の機能は結構余裕をもたせたウインドウサイズになっているのに、Clip Managerはなぜか最小限のコンパクトサイズ。これは改善してもらいたいところですね。


ライティングアニメーション

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Clip Managerはキャラクターのアニメーションだけでなく、様々な内容を記録することができます。
エフェクトアイテムはもちろん、ライティングオブジェクトも制御できるので、例えば曲の後半からスポットライトがゆっくり点灯しながら移動し、光源の色も自在に変化させるようなアニメーションが可能です。

注意点としてはClip Managerのタイムラインと連動して光源設定のパネル内のカラー表示がリアルタイムに反映されるわけではないので、確認する場合は一度ワークスペース内の光源をクリックしてカラーパネルを出すといいでしょう。

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今回Clip Managerに記録したタイムラインの内容をあえて視覚化するとこんな感じです。
曲の長さが4分2秒なので、1sec=60f、1min=60x60=3600f換算で、総フレーム数は14,520フレーム。 キャラ、エフェクト、ライトなど12個の要素が変化する内容となりました。

動画では最初と最後にフェードイン効果が欲しかったので後からカットを追加しましたが、Clip Managerにあらかじめ色んなアニメーションを設定出来たおかげで、それ以外は全編通し録画で済みました。


ちなみにタイムラインの内容を20秒に凝縮するとこんな感じです。
徐々に脱げていくのはMMD動画の伝統ですので、R-18にならない範囲で取り入れてみました。


再生のタイミングを合わせる

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VMDを読み込めるHSStudioNEOAddonとClip Manager(VNGameEngine)を連動させる機能は無いので、タイミングが重要な演出は少々コツが必要でした。 HSStudioNEOAddon側で再生スタートして、どのタイミングでClip Managerの再生ボタンを押すかというアナログな感覚を求められます。 両方の再生ボタンにショートカットキーを設定できれば楽なんですけどね。


非力なPCで60fps動画を作るには

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以前、こちらの記事でも触れましたが、この規模のシーンになると僕のPCでは到底60fpsは出ませんので、ちょとした細工をしてあたかも60fpsで録画したかのように見せています。
方法はカンタンで、シーン全体の動きを1/2スローにした状態で録画し、エンコード時にクリップの再生速度を2倍速にしてエンコードするというもの。(実際の画面で30fpsを切っている場合はもっとスローにする必要があります。)

・ShortcutHS Partyのスピードコントロールで”スロー”ボタンを何回かクリックし、再生速度:0.5にする
・Clip Manager側のSpeedも0.5に合わせる
・録画した映像を動画編集ソフトで読み込み、再生速度を倍にする
・元の音声wavを追加で読み込んで、エンコードする

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僕が使用しているAVIUTLだとこの箇所の数値を200に変更するだけ。
注意点としては上記に書いてるとおり、ShortcutHS Partyでスピードを変えてもClip Managerの再生速度は変わらないので速度を合わせる必要があるという点。 VMDを再生しているHSStudioNEOAddon側は特に設定する必要ありません。

僕が公開している動画はほぼこの手法を使っています。
以上、PCの馬力が無い人用のちょっとしたTipsでした。

※追記
そうそう、VideoExportの存在を忘れていました。 音声は録音してくれませんが、これもPCパワーに関係なくなめらかな動画を生成してくれるので選択肢のひとつかと。


作例データの配布

今回解説したシーンデータのダウンロードこちら。
※元データはLREを使用しており、Cubemapはhooh氏cubemap render studio 04を使用しています。

scene_link_20190521203614118.jpg

■使用MOD / Required MOD
- [vrl0ver] HS Studio NEO Addon v0.9.2
- [Joan] RendererEditor, HSUS, HSExtSave
- [Yashiro Amamiya] Allegretto 1.4.6.0
- [SNOOLEY] Environmental Pack V1.0.2
- [Korama] Simple Animated Effects ver1.1
- [MakotoYuki90] MMD dance 2
- [Laird Destro] Low Poly People & Crowd v1
- [meta] Transparent Texture Collection vol.1&2, Spotbeam v1.1
※その他の使用modに関してはHSResolveMoreSlotIDでシーンデータを参照ください。
HSResolveMoreSlotIDでも判別できないアイテムがあった場合はお気軽にお尋ねください。

VNGameEngineの入手先はこちら

おまけで動画で使用したClip Manager(VNGameEngine)のキーフレームデータも置いておきます。 インポートの仕方は下記動画を参考にしてください。

Download: Lamb_meta.txt




今回の記事ではVNGameEngineのClip Managerだけに絞って解説してみましたが、このModには他にもいろいろ活用できそうな機能が実装されているので、何か良いネタを見つけたらまたスタジオ講座で取り上げてみようと思います。

metagraphy HS works 129_1s

最後まで読んでくれてありがとう!


[お知らせ]
当ブログのスタジオ講座シリーズの記事を英語翻訳してくれる方を募集しています。
日本語と英語に堪能な方で協力してくださる方がいましたら、ご連絡ください。

[meta] Transparent Texture Collection vol.2


透過テクスチャパック第2弾です。
今回はmeta Screen用というより、エフェクト向きのレンズフレアやグロウ系などを中心に計70枚入ってます。

Download:
[meta] Transparent Texture Collection vol.2

preview.jpg

元のオリジナルの作者はcfirwin3氏で、こちらでCC0として公開しているデータ内の画像を使わせて頂きました。 元データは透過画像ではなく、透明化はこちらで処理しました。あとグロウ画像も追加しています。

適当なエフェクトmodのテクスチャを変えるだけで、結構面白い効果が出たりするので興味ある方はお試しください。

TTC Vol.1の記事はこちら

HS works 128 "Frightened"

metagraphy HS works 128_1s

僕の中で手が沢山あると怖いイメージがあるんです。
5~6才の頃、バスに乗っていたら全部の座席シートの下から一斉に白い手が出てきて蠢きだすという、奇妙なものを見たんですけど、あれは一体なんだったのか。幻覚にしては凄くリアルだったなぁ・・、てなことをこの作品を作りながら思い出していました。


metagraphy HS works 128_2s 
そんな話はさておき、上が4K diffuse環境で作ったもの、下がLRE環境で作った作品です。
比較目的じゃないけど、この亡者のような腕がLREのReflection効果ならもっと良くなるかも、と思ってLRE版も追加してみました。 こんな感じでいつも作品のテイストによって二つの環境を使い分けています。

maikin128.jpg 
男性キャラの腕だけ欲しかったので、HSPEを使って下半身や頭部を極小サイズにして消す方法を試してみるも、なんか中途半端にしか部位を消せなかったがゆえクリーチャーみたいになってしまい、更に気持ち悪いことになってしまった作業中の画面。 このおぞましい生き物の全身がカメラアングルに入らないようにするのに一苦労しました(笑。

【Studio講座 第6回】[meta] Body Skin LRE スターティングガイド & LRE設定ファイル

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[meta] Body SkinのLRE版を導入された方から「なんかうちの画面では色黒なんだけど」、「u43肌に慣れすぎて使いづらい」・・・等々の反応もちらほらいただき、たしかに説明不足な点も多かったと思うので、LRE版の使い方ガイドを書いてみることにしました。
あとサンプルシーンデータや新しいLRE設定ファイルなどをまとめたスターターキットも用意しております。

HS [meta] Body Skin ver1.31 アップデート

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全てのデータを一新した[meta] Body Skin ver1.31を公開しました。

Downlod links:

[meta] Body Skin 4K ver1.31

[meta] Body Skin LRE ver1.31


ver1.31 更新内容:
- 同梱している旧SBXユーザー用のFixファイル”optional - for old SBX users.zip"を導入すると一部過去のシーンを正常にロードできない問題があったため修正しました。
  最新のFixファイルのみ単独ダウンロードはしたい方はこちらから。

ver1.3 変更内容:
- 肌テクスチャはそれぞれの特徴を強める方向でリファイン。
- ボディ用詳細マップ (c_n_zara)は頭部とシームレスに繋がる全身タイプに変更。
- 新たに編集した顔の詳細マップ(c_n_zara)を追加。
- スペキュラマップは光沢バランスを改善し、顔はよりディテールの細かいものに変更。
- つなぎ目を修正したアンビエントオクルージョンマップを追加
- LREとSBXを導入したユーザーに起きていた、”顔と体のリフレクション効果の不一致”問題を改善。

以前の更新内容についてはこちらの記事を参照ください。

VNGameEngineのキーフレームアニメ機能


難しそうで敬遠していたVNGameEngineですが、ノベルゲー作成機能の他にキーフレームアニメーション機能があることをひげおさんのpixiv解説記事から知りました。

Links: VNGameEngine超入門キーフレームアニメ
(解説はプレホ版ですがハニセレ版も同じ仕様です。)

いやはやこれは凄いですね。キャラの異なるポーズの中間モーションも自動で作ってくれますし、キャラ以外のアイテム、ライト、カメラなどもアニメーション可能です。背景画像まで切り替えれるしスタジオで扱えるオブジェクトは大抵制御できそうです。

HS [meta] Body Skin v1.095 アップデート

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ハニセレ用のボディスキンMODです。
4K版(非LRE)LRE版を用意しました。
導入される際は、ご自分の環境に合ったものをインストールしてください。

※追記:最新版1.31リリースしました! こちらの記事からDLしてください。

HS [meta] Body Skin ver1.31 アップデート


ver1.095アップデート内容:
首のつなぎ目の問題を修正。


ver1.09アップデート内容:
一部のコスチュームで半脱ぎ時にuncのテクスチャに不具合が起きていたのを修正。
足につなぎ目が見えていた箇所を修正。

ver1.08アップデート内容:
フェイス用スペキュラマップ、改善されたボディメッシュ、バックアップ用ファイルを追加。


当modは、HoneySelect\abdata\chara\フォルダ内の
cf_base.unity3d、cf_m_base.unity3d、cf_m_face_00.unity3d を上書きしますので、導入前にバックアップを作成してから試してください。
(一応念のため、バックアップファイルも追加しています。そのためファイルサイズが倍に。。。 )

HS works 125 Ii Aru Fanclub 動画&メイキング


コス配布記念にハニセレxMMD動画をUP。ハオー!
元のモーションが凄くなめらでハニセレにインポートしてもあまり破綻しないのは凄いですね。 MMDで開くとフレームにきっしり詰めこまれておりました。ちなみに歌ってる人もVTtuberです。
お借りしたデータ:
Original Song:みきとP
Used song & Motion:田中ヒメ&鈴木ヒナ
Camera:ブレン坊
カメラはアレンジさせていただいています。

今回もシーンデータはLRE用となっております。 HSExtSaveを導入されている環境なら、シーンロード時にIBLライティング設定も読み込まれます。

scene_link_20190418111244db1.jpg 
■使用プラグイン
- [Plasticmind] Cubemaps Studio 1-4
- [Joan6694] HSUS, RendererEditor
- [meta] Screen ver2.0
- [MakotoYuki90] Honey select neo map stage 2
- [ph0x] MOD04 Transparent Primitives
- [hooh] hooh pistons (discord Search keyword: "in:mod-sharing hooh pistons")
※その他の使用modに関してはHSResolveMoreSlotIDでシーンデータを参照ください。
HSResolveMoreSlotIDでも判別できないアイテムがあった場合はお気軽にお尋ねください。

ハニセレMOD [meta] Cosplay 01:AI 配布

preview01.jpg 
はいどうもー!
某国民的人気バーチャルユーチューバーを模したコスプレセットです。
ダウンロードは下記よりどうぞ。

DL link: [meta] Cosplay 01: AI ver1.03


※以前に[meta] PyokoPyokoを導入されてる方は上書きしてください。そちらも最新版に更新されます。

HS works 124

metagraphy HS works 124s

こちらはボディスキンLRE版のテスト。
テクスチャの色変換はできるだけ調整レイヤーの非破壊でやってましたが、最後のSB3Uに持っていく段階で圧縮無しでも結構階調が飛んでしまっている模様。互換を捨てて独自のカラーバランスで作りたかったけど、体だけ配布されても・・・使いようないですしね(笑。まぁ今回はこれでいきます。